PCディスプレイを縦に使うことのなんたるか

EIZOが出しているカラマネディスプレイには縦に回転させて使えるものが多い。

最初は色空間カバー率などが主眼であり、縦に使えるかどうかなどはほとんどどうでもいい人が多いのではないかと思う。正直なところ「需要ねーよw ハハハ」ぐらいだったのだが、ブログや掲示板やその他縦長コンテンツ、縦長の画像編集などを行うとき、ディスプレイを縦解像度で使えるということの威力は、やってみないとわからないものかもしれない。横長がメジャーであるPCディスプレイ業界において、縦長に変形することによって、どれだけ使い勝手に差が出るのかを実感できている人はそれほど多くない気がする。
とりあえずWikipediaの閲覧が気持ちいい。
ちなみに雑誌には縦長が多い。まぁこれには持ちやすさとかも関係しているだろうけど。

ColorEdgeやFlexScanのモデルの中には縦に回転させられる者が多いが、回転させる作業はお世辞にも格好のよい作業ではなく泥臭い(実際は軽く回転させられるように出来てはいるけど)。そんな作業なのにどうしてもしたくなってしまうディスプレイの縦使いは、Webブラウジングではデフォルトにしたいぐらいだ。

  • メリット
    • 縦長コンテンツ閲覧時のディスプレイ上の情報量が増える。例えばGoogleの検索結果が同時にたくさん表示できる。
    • マウスホイール操作やマウス操作が減り、腱鞘炎になりづらくなる・・・はず。
  • デメリット
    • 横長コンテンツには不向き。まぁ当然。
    • はたから見て変わった作業をしている人に見える。
    • 横長解像度に戻したとき、デスクトップ上のアイコン配置が乱れたままになる(ことがある)。

デカいディスプレイを使えばいいじゃないかという反論もあるだろうが、デカいディスプレイは重く、操作や運搬が大変である。ほどよいサイズで回転機能があればスマートに使えるケースは少なくないのである。

日本のTVが円高でどうのと騒いでいるが、ナナオだけはガチで続けていってほしい。