Mayaでおや?

  • Mayaで階層構造をもったモデルを扱っていて、ある「ノードA」に「ノードB」を子ノードとして追加するとき「ノードBをノードAに対してペアレント化する」などという表現がAutodeskの発行している文書で頻繁に使われる。なんとうかこれはどうなんだ?と思う。この場合ノードAが親ノードになるわけなんで「ノードAをノードBの親化する」という表現のほうが自然に思われる。「parent」という単語には自動詞や他動詞にも「親としての役目を果たす」や「〜の親になる」という意味があるが(byスペースALCより)それらを考慮してもあれっ?と思う。
  • ひょっとして考え方が逆で「ペアレント化」したノードのほうが親なのか?などと考えてみるがそれはないと思われる。まったく不可解な表現だ。Mayaは過去の経緯もあって日本での(世界ではどうか詳しく知らないが)シェアを早めに獲得し、書籍等もそれなりに出回っているが使い勝手ではあまり評判がいいとは言えない。実際にそのような声も聞かれる。まぁ使い慣れればなんてことないんだろうが「ペアレント化」でひかかりまくる。
    • 日本語訳されたMayaのGettingStartを読んでいてふと思ったのだが、データ構造などに詳しくない人が翻訳した文章だったとしたらどうだろうか?英文からの意訳に失敗し、おかしな日本語になったため「ペアレント化」の使い方がおかしくなっているかもしれない。意訳がうまくできずおかしな文章になっているものは少なくないので個人的にはこれなのでは?と思っている。
  • トランスフォームノード
    • ハイパーグラフでいろいろな要素がノードになるが、Mayaのチュートリアル用シーン等でよくトランスフォームノードの子ノードとしてメッシュがあったりする。つまりトランスフォームで階層を作り、各トランスフォームの子ノードとしてメッシュを置くというやりかただ。たしかにこの表現で階層構造を成り立たせることはできる。