Ghost In The Shell - Stand Alone Complexシリーズって政治色が強かったんですね・・とか

  • 子供のときに見たGhostInTheShellで止まっていたが最近S.A.Cシリーズを見てみた。アイディアの豊富さはなかなかだが衒学的なところも相変わらずといえば相変わらず。しかし内容が現在の日本にとって危惧される政治的問題を題材にしてかなり突っ込んだ内容になっていたのでかなり面白いと思った。アニメのアクションとか見る気もおきなかったがこれはなかなかのストーリーだと思う。CG等の物量も大変だっただろうなと感じる。
    • 昔から思っていたがあれほどサイボーグとか電脳ネットワークが進化しまくっているのに、オペレーターサイボーグがなぜか多関節構造の指を使って高速でキーボードを打っている・・・。現在の技術ですらキーボード入力をプログラマティックに処理できるというのにあの世界観でそれがないのかというプログラマ的突込み(既出か?)。過去のGITSシリーズの内容を踏襲しているという理由もあるのだろうが、当初設定を考えた人物がブラインドタッチ=サイバーというイメージで取り込んだ演出であり、どういったことが計算機により自動化できるのかという認識が足りなかった結果と取れなくもない。
    • 2ndでタチコマAI衛星が歌いながら犠牲になるというシーンはなかなかうまい泣かせ方ではないかと。
    • Solid State Societyの「Solid State」は新記憶媒体となるであろう(なっている?)「Solid State Device」あたりから感化されたものだろうか?それとも別の経路出だろうか?まぁとにかくIT技術用語などからいろいろ出ているのでそんなところかとは思う。こういう漫画とかの演出は新興の言葉などが流用されやすいところは「感化のされやすさ」のようなものがよく見て取れるがあえてやっているケースもあるのだろう。技術的な識者が使い出した用語というのは、機能美やインテリジェンスに裏づけされた魅力があるというのはわかる。