テンソルの良著

テンソル―科学技術のために

テンソル―科学技術のために

このようなものがあったらしい。今に出たものではないのでなぜ今まで気付かなかったと後悔。まだ読んでないので微妙だが極めて評価が高い。
テンソル解析はその用途と概念をうまく説明できているとはいいがたい書籍が多い(と思う)のでこれだけ「日本人からの」評価が高いテンソルの書籍はあまり見かけない。まだテンソルのテの字も知らないような頃に悪書?にであってしまうと数学屋ではない自分などはこう思ってしまった


 テンソルってのは選ばれた人種だけがメリットと応用を理解できるものですか?


今ではまぁさっぱりということはないのだが、テンソルに関しては大学の教授で数学屋を名乗っていてもうまく説明できない人が多い。
なので即注文してしまった。届くのが死ぬほど待ち遠しい一品。
ちなみに著者の石原繁さんは基礎解析などその他書籍でも有名である。というかこの分野で有名人。矢野健太郎さんとの共著で基礎解析学などの書籍も出している。それもまたよく出来ているので上記書籍も期待できる。

ちなみにあのアインシュタインですらテンソルに関してはそれが得意な数学屋さん(有名な人)に習ったそうです。
洋書を読めばいいじゃない というツッコミはなしです。和書で良書であるという前提ありきのネタです。

  • テンソルの用途例
    • 物理演算などで剛体の慣性モーメントが3x3行列で表現されることがあり、これは一種のテンソルです。慣性テンソルなどと呼びます。
    • 2x2以上のサイズの行列は2階テンソル、ベクトルは1階テンソルスカラーは0階テンソルということになってます。数学には具体的で直感的なものを抽象的な概念で記述しようという分野が広がっています。テンソルもそのなかのうちの一つです(厳密じゃねーよというツッコミはなしで・・)。