オーバークロックは経済的な気がしない

下位モデルのCPUなどを買って上位モデルの性能に近づけて満足する(?)というのがオーバークロックなのだが、廉価な下位モデルを買ってOCしたところでそれは本当に得が出来ていのだろうか?
たとえばCorei7やPhenomⅡなどを普通に使うと、対応メモリがDDR3-1333やDDR3-1066だったりするのだが、これらのタイプのメモリをそのまま買って使えばいまだと2Gで3000円前後である。しかしOC耐性を持ったメモリを選択すると、DDR3-1800ぐらいのものを選んでもここから2-3000円ぐらいは上がるだろう。それだけならまだお遊びとして許容できるのだが、OCすることにより消費電力が増える。そしてPCは長時間つけっぱなことが多いと思うので使えば使うほどOC前より電気代がかかり続ける。また、CPUの発熱量がデフォルトでついてくるファンで耐えられないというような場合には高価なCPUクーラーを導入することになってしまうだろう。少しぐらいのクロックアップならデフォルトクーラーで大丈夫だろうとは思うが。 ということでどうにも得をしている気にはなれないのだがどうだろう。

  • レビュー記事などでPhenomⅡのOCにはDDR3-1600ぐらいのものが妥当というものがあるがいまいちわからない。本当にそれでいいのなら、OC時のメモリコストアップは多少避けられるのか。

まぁたしかに、「少しパフォーマンスアップさせたいときにいつでも出来る」という選択肢が出来るというメリットはあるのだが、やはり上記のようにキャパを持たせようとすると結局パーツにコストがかかるので、なんのために下位モデルを買ったのか意味がわからなくなってしまわないだろうか。いくつもの機器を検証するのはちと無理なのでショップ店員に聞くと意外と答えが返ってくるのだが、とにかくOCは微妙な点が多い。