Fedora20でVNCからのGNOMEが鬼門すぎる
Fedora15のままサーバーを使っていていろいろ問題が出たのでFedora20にしてみた。ネットワークインストールイメージでまったりインストールは完了。しかし・・・
- GNOMEがVNCクライアントと問題起こしすぎ。ロック画面解除の認証画面で動作が不安定になり復帰できなくなる。
- そもそもデフォルトのVNCサーバーがVINO。tigervncがyumから別途インストール可能だが、上記のようにGNOMEだといろいろ問題に遭遇するだろう。
- いろいろ作法が違いすぎ。
- GNOMEのNIC設定GUIが不安定っぽい。DHCPの時重い。変更が反映されない等。
等、ぶちあたっただけでもかなり面倒なことになっている。
ネットワークインストールイメージでインストールすると、普通にデスクトップマネージャーがGNOMEになるのだが、サーバー版ネットワークインストールイメージってないのだろうか?(デスクトップマネージャーがそもそも入っていないやつ)
GNOMEはなぜこうもころころと改悪するのだろうか。ちょっと前の軽いデスクトップマネージャーのほうが100倍使い(MATE等)。
・・・ということで他のマネージャーにしたら速いのかということだが、VNCから操作する場合そうでもない。Cinnamonをインストールしてから、~/.vnc/xstartupスクリプトを以下の用に書き換えて、VNCサーバーを再起動してからクライアントでアクセスしてみると、ソフトウェアレンダリングモードになりものすごく遅い。
#unset SESSION_MANAGER
#unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
#OS=`uname -s`
#if [ $OS = 'Linux' ]; then
# case "$WINDOWMANAGER" in
# *gnome*)
# if [ -e /etc/SuSE-release ]; then
# PATH=$PATH:/opt/gnome/bin
# export PATH
# fi
# ;;
# esac
#fi
#if [ -x /etc/X11/xinit/xinitrc ]; then
# exec /etc/X11/xinit/xinitrc
#fi
#if [ -f /etc/X11/xinit/xinitrc ]; then
# exec sh /etc/X11/xinit/xinitrc
#fi
#[ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
#xsetroot -solid grey
#xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &#exec mate-session &
exec cinnamon-session &
#twm &
最新版GNOMEと対して変わらない。Fedora15の時のKDEはVNCで操作してもここまで遅くなかったような気がする。このあたりが、Fedora20のGNOME環境でVINOが採用されている理由な気がする。といってもまだ別のLinuxからVINOサーバー(プロトコルはVNC)をいじったことはないが。サーバーがもっと高速だったらかなり違うかも。まぁ今回試しているサーバーがCore2DuoのMiniITXボックスなのでしょうがないといてばしょうがないか・・・などと思いつつKDEをインスコして再度VNCサーバーを再起動してみた・・・・・・速い。なんか他と比べて異常に優秀な結果である。
ということで理由はいろいろあるだろうが、VNCから使うにはKDE最強ということでFA。あくまでこちらの環境でのみの試行だが・・・
速いといってもローカルで操作するときのように快適ではなく、スペック等の影響によりカクついたりティアリングが出たりする。また、色深度(ビットデフス)の値がパフォーマンスにもろに影響するようで、vncserver :1 -geometry 1920x1200 -depth 24 などとして、色深度を下げてやることで、高解像度でもローカルと遜色ない感触で使えるようだ。