Core-i7 2600KのOCを少し試す
Microsoft SideWinder X4 Keyboard モンスターハンター フロンティア オンライン スペシャル エディション JQD-00019
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: Personal Computers
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とりあえず構成
- Core-i7 2600K
- Palit製GeForceGTX560 SLI(2GPU構成ということ)
- SSD
- DDR3-1600メモリ(通常1333MHz動作。BIOS初期設定ではAuto)
- Scythe製簡易CPU水冷クーラー アプサラス120
行うテスト
- Prime95のTortureテスト(8スレッド)
大前提
- ベースクロックは上げない(103Mhz)。CPU動作倍率とVRMの調整でやる。
以下の設定でPrime95のTorture(拷問)テストにかけて、Intelが定める2600Kの定格上限温度(呼び方適当)である72度のちょい手前(69度前後)でまず安定。設定しだいではもう少し上いけるのかもしれないが、今回使っている水冷クーラーの限界を感じる。CINEBENCHがやたら使われるので試してみたが、これぐらいでOpteronの下位モデルぐらいは軽く上回るようだ。 まぁPrime95でCPU100%使って安定なんだから・・・と安心できるものでもないだろうが、とりあえずこれぐらいで常時OCしてても石が砕けるようなことはないだろう・・・たぶん。
以下のCINEBENCHは倍率を1ほど盛っているが、0.03ptほどしか変化なし。速い結果なのかどうかわからないが、まぁ適当にやった結果なので驚愕するようなものではない。
次にDIGI+ VRMの設定は上図のものから変えず、倍率を46にしてPrime95。温度は大体66℃から69℃の間を変動しながら安定・・と思ったが70℃に一瞬到達したので緩やかに上昇または周辺の環境によってある程度大きく増加する可能性あり。おそろしや・・・
- とりあえずCPU温度についていえば、このDIGI+ VRMの設定に限った話にはなるがアプサラス120を核とした冷却系の限界がすでに見えたかw ラジエーターを120mmファンでサンドイッチにしてはどうだろうか。
などと書いている最中に79℃まで上昇してやがった・・・これは無理っぽい。一定温度以上からの上昇率がはんぱないような気がするのだが気のせいか? ・・・とここで配電盤の調整にきていたおっちゃんが想定外の停電を引き起こし結果が飛ぶ・・・。家庭用電源だからって無闇に不必要な停電をひきおこすとかくそなめた工事はやめていただきたい。
- 不安定になることを回避するために電圧を盛りすぎていたかもしれない・・・120%ぐらいまでのVCore上昇に設定すれば比較的ゆるやかな上昇になっているので様子見。まぁでも順調に上昇する。この水冷クーラーは冷えないことはないのだがこのキャパは低いのか中途半端なのか・・
45倍ぐらいまでなら電圧と電流のレンジのキャパを上げなくてもいけるのかもしれない。というか何度ぐらいまで上がるとブルスクなのだろうか?設定によっては温度が定格以下で安定している状態でもブルスクになる。この現象は遭遇している人多数。79℃ではブルスクにならなかったのだが、どこかの文章で定格超えるとブルスクなるとかみたことあったような気がする。
- じわじわ上昇してきておる・・・この水冷大丈夫か・・・アウト。 65度あたりを越えると一気に上がりだすという特性。なんだこりゃ。いっそのこと何度まで上がるのか見てみたくなってきたがそのために2万5千円を捨てるというのも微妙である。4GHzで試してもしばらく拷問テストにかけると70度越え。これはアプサラスのキャパが低いのか高いのか・・・いや、あえて言うとキャパの低さにワロタである。これは勘だが、クーラントとラジエーターの熱容量が思ったより少なく、系の温度上昇に対抗できるほどの放熱性能がないのだろう。水冷の癖にオーバークロック想定してませんとか申すのではなかろうな・・・。温度が急激に上昇し始めるころにチューブとラジの表面を触ってみるとかなりあったかくなっている。触った感じだと「この状態で放熱は・・・」と思うぐらいの熱である。サンドイッチファンでどれぐらい対処できるかどうかわからないがチューブを暖めないような配置の工夫でも若干改善は可能か・・・ とりあえずキツイ!
- 2600Kの発熱の特徴としてCore0〜3までで、Core2がほかより2,3℃必ず高くなるという特徴がある。コアの配置の関係上なのか機能によるものなのかはわからない。
ならば定格ではどうなのか?と最悪な想定をしてしまったので試してみた。
- さすがに定格では拷問テストでそれなりに安定した状態を維持できるようだ。しかし上昇する。前例どおり65℃越えぐらいから上昇傾向が強まるようだ。この辺が今回の冷却系の限界っぽい。熱容量と放熱量のバランスが崩れる条件の整いやすい状態がこのへんなのだろう。配置とラジエーターの冷却方法見直したほうがいい。70℃から80℃あたりになったところでブルスクということでもないようだが、おそらく超微細なレベルで半導体の損傷がひどくなりはじめるのではないかと。なのであまりこの域で常用とかはどうなのだろう。この拷問テストのように、すべてのコアを長時間100%で回すなどということがない環境では常用できるのだが、重い処理をずっと処理し続けるサーバや、そういったプログラムを動かし続けるデスクトップなどではいきなり落ちるし機器は傷むしと不安だらけで使えない。
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